MIYUKIのランニングマガジン vol.8 レジェンド大迫傑!『決戦前のランニングノート』
コラム 2021.09.07
東京オリンピック、パラリンピックが終わり
余韻に浸るも 束の間
緊急事態宣言延長を受けて
東京マラソンが中止になりそうですね。
たくさんのランナーやマラソンファンたちが
肩を落としていることでしょう。
3年後のオリンピックへ向けて
意気込む選手たちも大勢いるだろうに 残念です。
とはいえ コロナコロナで暗いニュースが多い中 やはり自国開催の東京オリンピック、パラリンピックでは 日本のメダルラッシュもあり 元気をたくさんもらいましたね!
しかし マラソンファンにとっては
衝撃的なニュースもありました。
『8月8日のマラソンを現役選手としてのラストレースにします』
東京オリンピック開催中
大迫傑さんからの
突然の現役引退発表。
彼は 今年の東京オリンピックを自身のゴールと決めて
最後のマラソンを最高のレースにするために 異国の地でのトレーニングに100%を注ぎ込んでいたのです。
そして ラストレース当日 は
100点満点の頑張りで
感動の走りを見せてくれました!
マラソンや箱根駅伝のファンの私は 箱根を走る早稲田大学の頃から ずっと彼のことを見てきましたが
マラソン界の常識を覆し
「東京マラソン2020」では自身の持つ
日本新記録を更新!!(2時間5分29)
マラソン界をここまで盛り上げてきてくれました👏👏👏
そんな中 オリンピックのレース直前(7/27)に発売された
『大迫傑 決戦前のランニングノート』
あんな 感動のラストレースを見てしまったら
何が書かれているのか 気になりますよね。
彼が 東京オリンピック向けて
トレーニングをしながら
書いた日誌がそのまま 記録されています。
しかも手書きなんです!!
日誌のきっかけになったのは
佐久長聖高校時代の監督だった両角先生。
本書には両角先生からのメッセージも書かれていました。
東京オリンピックが決まり、
開催直前に一年延期になり
コロナ禍で 開催されるかどうかもわからない中で 大迫選手が トレーニングしながら
何を思い どんな気持ちでレースに臨んだのか・・・
揺れる気持ちや 悩み事など とにかく赤裸々に書かれています。
もちろん 日々のトレーニング内容も書かれています。
何度も何度も読み返したくなるような内容で
日誌を書くことの大事さが とてもよく伝わってきました。
レース後に インスタグラムを更新し
「次は誰かがやるんじゃない、君がやるんだ!」
と後輩達に激励を送りましたが、
胸が熱くなったのは
私だけじゃないと思います。
彼の背中を見て マラソンに興味を持ったり 今後オリンピックを目指していく 次の世代の活躍が楽しみですね。
日本の走りの未来を変えるという彼の目標を
これからまた応援していきたいと思います。
ありがとう、レジェンド大迫傑!!お疲れ様でした👏
追記
本誌にもありましたが
娘から学んだこと。ということで
YouTubeにも動画があげられています。
娘と過ごす父親の一面と、娘から気付かされたことを語っているのが、ものスゴくいいです!